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社長日記 野菜情報

雪の下人参ジュースの話4

ベジポート改め「トム・ロジスティクス」となった社屋 兼 加工場 兼 倉庫

今年に入ってすぐ。1月18日。
私は、千葉の旭にある、トムロジスティクスという会社にいた。

インターネットで調べ物をしてたら
「作らない」と言っていた会社の名前が変わっていることに気づいた。
HP上で見るに、業務内容は変わらない。
タッグを組んだ大手が抜けているのが分かった。

慌てて電話をすると、以前と同じ番号であり、以前と同じ人が対応してくれた。

「あ、りょくけんさん!」

「いろいろなことがやっと落ち着きそうなので。
にんじんを搾る機械は残りましたんで。
なんとかジュース作れるように設備をまた整えることになると思います。
そうですね、8月を過ぎたら、また電話いただけませんか」とのこと。

夏も過ぎて、再び電話し、

「なんといいますか、規模を縮小するような形で、ジュース作れます。そこらへんのことも一回…」
「年明けにでも会って話しましょう!旭に伺います。」
どちらが先に言ったというわけでもなく、年明けに現地で会うことにした訳だ。

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できてから数年たった今も、とても清潔な事務所で、セキュリティもしっかりしている。
大規模な冷蔵室がいくつもあり、選果機、エアシャワーや、紫外線殺菌、菌検査の設備。
うらやむような設備が依然と変わらずそのまま残っていた。

特徴である、レトルト殺菌の大きな窯もそのまま。

レトルト殺菌の装置

「これが大森さんや他の会社が言うように、うちの肝です。125度、30分の殺菌ができるレトルトの釜です。」

応接室で、お互いの会社の変化を話した後、工場長に設備をフルに案内していただいた。

変わった点は、瓶詰の設備。日量10000瓶製造可能だったベルトコンベアが取り外されていた。
そこかしこに、ベルトコンベアの足跡を残した大きな部屋に、ぽつんと一台の機械があった。
隣の搾汁室からチューブが通り、その機械につながっている。

「まあ搾るところだけが大きくて、詰めるところが小さいアンバランスな感じはありますが、ここで一本一本詰めてふたをするんですわ。
計量と充填は機械が自動でやってくれるんですが、瓶の移動をこうやって一本一本人がすることになりました。
それで、日量10000本と言っていたのが、3000本が限界になりました。」

身振り手振りで工場長が教えてくださった。

私としては、一万本のロットはやや厳しかったので、ありがたい話だった。
搾る時期は、2月下旬~3月上旬に決まった。

―そう、今だ。

細菌検査などの出荷準備が整えば、販売も開始する。
1年越しの雪の下人参ジュース。

今月末には登場する予定。
またりょくけんジュースに素晴らしいラインナップが加わる。

乞うご期待!


■雪の下人参ジュース 170g 432円(税込) 3月下旬から

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