日本では、マンゴーと言ったら、アーウィンだ。
アップルマンゴーとも呼ばれる赤い皮のマンゴー。
アメリカのカリフォルニアで生まれた品種で、味に癖がなくたんぱくで、繊維質が少ないことから、日本人の嗜好に合致し、ブームは過ぎたが、夏の高級果実として定着した感がある。
しかし世界は広い。
200品種以上のマンゴーがあるとされ、「アーウィン」はどちらかというと、中の中くらいの評価の品種である。
世界で最も高い評価を受けるのは、インドのデカン高原産の「アルフォンソ」という品種だ。
黄色の地に、赤がうっすらとかかる外観で、皮が薄く、輸送がむつかしい。
日本には、害虫の問題もあり、長らく輸入が禁止されていたが、殺虫処理されていれば、輸入できるようになった。
が、いくつかの企業が挑戦したことはあるようだが、生果では、真っ黒になってしまって、挫折してしまっているようである。
最近ではピューレにしたものが輸入され、様々な加工品に活用されている。
日本の農家さんや技術の研究で、世界的な評価は低いマンゴーは、おそらくどこの国で作られるアーウィンマンゴーよりも美味しい。
でももう少しバラエティがあっても良い。
今日、遠く来間島から、二種類別のマンゴーがやってくる。
マンゴー好きの私としてはとても楽しみである。