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東京湾を臨みながら ~トマトジュースの話をする~

浜松町の駅を降りて、海のにおいのするビルのミーティングルームを案内された。

広い窓で、すぐそこに、レインボーブリッジとフジテレビ社屋が見える。

メインバンクである巣鴨信用金庫さんの、マッチングフェアで、商社の方にりょくけんのトマトジュースが目に留まったとのこと。
ありがたいことに、支店長さんとの商談をセッティングしてくださった。

いつもの営業の方と、サポートセンターの方もご同行いただき、商社の支店長さんとご商談。

同業ではない、大企業の方と話をするのはかなり久し振りだ。

冒頭、会社としてはほとんどが”輸入”である旨を聞いた。
ただ、日本のよいものを紹介する”輸出”もやっていこうとなり、支店長さんの支店が、その業務を担っていることを聞いた。

「こういったビジネスマッチングの機会をいただいたり、調べていくと、どうも(大企業よりも)中小(企業)の方のほうが、こだわりが強いんですよ。」
と持ち上げられた。

それは、そうかもしれない。
ステークホルダーが多く、利益の拡大を図らなくてはいけない大企業では、こだわりをどこまで持つか、というのは、我々中小企業よりも厳しいのかもしれない。

「興味を持ったのは、ストレートだったからです。」

世界中からトマトも輸入し、ピューレやトマト缶なども輸入しているという。

「飲料は、運賃倒れになることが多いんです。」

それは、私も痛感しているところだ。
飲料は重い。
多くの配送業者がサイズ及び重量ベースの課金を行うから、どうしても高くなる。

「だから、ご存知のように”濃縮還元”が使われます。」

濃縮還元は、1/300に果汁を濃縮して体積も重さも減らしてから、実際の消費地に近い場所で、水を加えて元に戻す技術のこと。

この技術のおかげで、我々はきわめて安い果汁100%ジュースを楽しむことができる。

ただ、やっぱり風味は落ちてしまい、特に香りが無くなる。
果汁100%のジュースに、必ずと言って良いほど”香料”が添加されているのは、そんな意味がある。

少し前まで、トマトジュースは、濃縮還元が無かったけれど、最近では、盛んに使用されるようになった。

「イタリアや中東、どこにでもトマトジュースはあるけれど、濃縮還元ばかりなんです。だから興味を持ちました。ただ、”日本のトマト”と言われて、果たして世界に訴えるものがあるのかどうか。」

あれ?と思った。

「こちらのトマトジュースはお飲みになったことはありますか?」

「いや、ないです。」

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