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九州最南端の、えのき。

間もなく収穫を迎えるえのき。

生産の建物は年代ものだ。

新築の事務所とは好対照。

しかもキノコの生産現場だから、暗め。

「ここは、40年前、俺が建てた所。」と生産現場の建物を指差しながら貫見さんが言う。

けっこうな年代もの。

大きな扉を開けると、所狭しとキノコの入ったポットが並んだ棚が左右にあった。

えのきの部屋

えのきだ。

そのうちのひとつを前に出して、

「これがそろそろ収穫を迎えるもの。」と教えてくれた。

部屋の奥にある扉をさらに開けると、そこは、紫色の光が照らす部屋だった。

芽だしの部屋(フラッシュはまずいだろう、と思い、撮影。ブレブレ…。)

「順序が逆になるけど、ここで”芽だし”をしてる。」

「菌床はオガクズですか?」
「いや、コーングリッツ。」

”コーングリッツ”と言うと、なんだか格好が良いが、要はとうもろこしの芯が、最近の菌床の原材料。
ちなみにコーングリッツはお菓子の原料やシリアルの原材料にもなっている。

とうもろこしが原材料!なんて言われているが、実は、”芯”が原材料だ。

話を元に戻そう。

菌床にえのきの菌を植え付ける。
紫外線を浴びさせると、えのきは”芽”を出す。

ある程度、芽が出た後、日光の当たらない部屋に移動。

白くきれいに仕上げるために、白い紙をえのきの周りに巻きつける。

菌を植えて、おおよそ55日で、収穫を迎えるそうだ。

「今は、こういうものがあるから。」とスマートフォンを私に見せながら、
「湿度と温度をパソコンで管理しておけば、安定して55日で育つ。」

「へえ~。ちなみに紙をまかないと、少し着色するんですか?」
「そう、ちょっと茶色っぽくなる。そうすると商品価値がなくなるから、巻きつける。これがけっこう大変。」

続けて、しめじの部屋に向かった。

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