りょくけん東京

りょくけんだより
りょくけんだより~ BLOG ~

産地情報

沖揚平(おきあげだいら)。

沖揚平の空。

沖揚平ー。

“おきあげだいら”と読む。
そのように打ち込んでも、私のパソコンでは、いまだに自動変換されない。

標高750mある高原で、山々から吹き降ろされる季節風”やませ”によって、被害もあれば、夏も冷涼で、いわゆる高原野菜を育てるのに適している、という利点もある。
戦後、”内地”から引き上げてきた方が入植し、開墾され、農業を生業とする人が増えた。

黒石から見た沖揚平。

青森県の中枢と言える、青森市や黒石市から、坂道をひたすら登っていく。
さほど急な勾配ではなく、くねくねした曲がり道もない。

景勝地 八甲田山や十和田湖に通ずる道のため、ツーリングなどのバイクや車がちらほらと通り過ぎていく。

両脇に設置された、棒は3mくらいあるだろうか。

沖揚平に着くと、頭頂部には雪が降っていた。両脇には長い棒が見える。

冬の雪の厳しさを物語っている。

「あそこまで積もるのか。」

紅葉の始まった葉と、まっすぐ伸びた針葉樹がとても美しく、次々と割合を変える雲と空がとてもきれいな日だった。

次々と表情を変える空。
 

初めて訪れたのは8年ほど前のこと。

北海道からの野菜の配送料が厳しくなり始め、夏の産地の見直しをしていたのが理由だった。
海を越えない場所で、送料を抑えられないか?

キーワードは高原。
緯度(=北海道)が厳しいなら、標高で見つけよう。

もう一つのキーワードは赤土。
りょくけんが大好きな赤土土壌を探した。

それが、沖揚平だった。

一覧に戻る

月別アーカイブ月別アーカイブ