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大分ほっぺリーフ 初出荷式4。

会場に戻ると、すでに、挨拶の2,3は終わっていて、みんな和気藹々と菅さんの料理を食べている。

「おっと、また出遅れた!」

中央の長机で、菅さんやチームの方が次々と料理を仕上げていく。

「菅さん、ずいぶん豪華じゃないっすか?」

「え~いいじゃん、豪華豪華!」

il vento 代表取締役 菅さん

菅さんの横には、これまた懐かしい、N氏がいた。
2014年に撤退した”りょくけん西武池袋店”の店長だった方だ。

いろいろあって、6年前に、宮崎に居を移した。
平日は、半農で、お茶の畑を手伝ったり、自分の田んぼを世話して、週末はケイタリングをしているのだとか。
そんな血が騒いだのか、菅さんの盛り付けを、手際よく手伝っていた。

「なんか、働いてるじゃないですか!」
「え。ええ、まあ…。」

なんだか照れくさそう。

いつもデザインを頼んでいるSさんも招待されていて、立席ではあるが、同じテーブルだった。

「いっぱい食べよう!」

「そうっすね。ちょっと残りそう。しかも残すには、かなりもったいない高価な食材。。。」

・ベビーレタスといちごとビーツのサラダ
・菅さん自らが揚げる川海老と小魚のフリッタ
・豊後牛の牛スジとトリパス(内臓)
・バーニャカウダ
・シナモンフォッカッチャと豊後牛のハンバーグ
・豊後牛のロースト(中に詰め物がしてある)
・はまちのカルパッチョ
・ベビーレタスとくだもののゼリー寄せ

すべてをいっぱい食べたかったが、いろいろな話もしたい。
元上司というか、私の野菜の師匠もいらっしゃっていて、話もいっぱい聞きたい。

「ハウスをぐるぐる廻ってたみたいだけど、何か気づきはあったのか?」
「えっと…」

お世話になっている農家さんもいらっしゃるし、お取引先さんもいるし、デザイナーさんも隣にいる。

食べて、話をした。

金子さんの現在の同僚であるNI氏は言う。

「金子さんの行動力とか、企画力っていうんですか。ああいうのすごいと思うんですよね。僕はそれを支えていきたいと思っています。」

自分のことを言われたわけでもないのに、何だか嬉しいような照れくさいような。
すぐその場を離れてしまった。

中締めの時間がやってきた。

「宴もたけなわとなり、ご歓談がはずんでらっしゃるかと思いますが、ここで一度、中締めとさせていただきたいと思います。」

と司会者のアナウンス。

市議の中締めのご挨拶が終わると、”中締め”と言っていたけれど、一斉に皆さんが帰途についた。

中締めなのだから、食べてて差し支えなかろう、と勝手なことを思っていたが、私とデザイナーさんとNさんだけになってしまい、さすがに気まずい。。。

大分ほっぺリーフのスタッフさんたちは、出口のところで、整列して、なんとなく宴が終わるのを待っている雰囲気!
すべてのメニューを食べたので、さあ、お代わりを、と思っていたが、断念。

デザイナーのSさんや元池袋店長のN氏と、テーブルを片付けて、会場を出ることにした。

金子さんは、先輩の社長や、招待したお取引先さんと、入口で一生懸命話している。

私も、僭越ながら、とっても、応援したくなった。

めったに起こりえない、ちょっとした、同窓会のようなメンバー。
こんな機会を与えてくれた、金子さんに感謝しつつ、会場を後にした。

「すみません、僕はこれで!」
「お、またゆっくりいらしてください!」

車に乗り込むと、元西武池袋店店長のN氏が駆け寄ってくださり、

「宮崎にも来ることあるんですか?来たら、ぜひ寄ってください。ろくに話もできず…。」
当時と変わらず、背が高く、ハンサムだ。
よく彼を訪ねて、知らない女性客が店に来ていたっけ。

「そうですね!また!」

シトシトと降ったり止んだりを繰り返す雨の中、ぬかるんだ会場を後にした。

飲んでもいないのに、フワーっとした気分だった。

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