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産地情報 社長日記

冬のかぼちゃを求めて。

徳之島→沖永良部島→沖縄本島と渡る出張を計画したのは5月のことだった。

天候の問題もあり、2018年の1~5月まで、かぼちゃが供給できなかった。
かぼちゃは、ウリ科の植物だから、夏が旬。
ところが、食べたい時期は寒い冬。

旬と需要がずれる作物のひとつだ。

5月は、かぼちゃの欠品を痛感した時期だった。

とはいえ、日本は東西に長い。

南方に行けば、その温暖な気候を利用して、かぼちゃの栽培が可能である。

実際、沖縄ではその時期に栽培されているのだが、いかんせん、お値段が高い。

早く出荷すればするほど、高値で取引されるから、未熟で小玉のものを収穫してしまう。

つまり品質がさほどでもないのに、高い。

そこで、新じゃがなどを、年明けの一番最初に出荷が始まる地域で、りょくけんが大好きな赤土土壌が広がる、徳之島と沖永良部島の視察を思いついたのである。

実際、徳之島では、かぼちゃの栽培はそこそこあった。
ここ数年、台風などの気候で不作だったことに加え、彼らがいうには、沖縄産のかぼちゃに、どんどん駆逐されていった、というのだ。

真偽を確かめ、確固たるパイプを徳之島と沖永良部で作っておきたい。

最後に沖縄も訪ねて、二島がダメだったときに備えよう、そんな心づもりだった。

ただ、いろいろあって、計画から7か月後の12月も半ばになって、ようやくその旅程に着いた。

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