りょくけん東京

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子噺 産地情報 社長日記

6月4日 研修慰安旅行、ほとんど完了。

「さ、じゃあ、お昼を食べて、帰りましょうか!」と音頭を取った。

「山﨑さんすみません、荒木屋さんでしたっけ?この近くですか?」
「あ、荒木屋さんはお休みで、違うところ、”すぎのや”さん、というところを予約しときました。じゃあ、案内するから、付いてきてください。」

コースに入っていない。
変更だけれど、大丈夫かな?と一抹の不安を感じたが、運転手さんに、伝えた。

「すみません、伝えていた荒木屋さんがお休みらしくて、違うところでご飯食べます。良いです?」
「はい、わかりました。」と運転手さん。

ほっとしたけれど、少し田んぼから離れていて、30分ほど移動。
事前に言われていた”13時半の出発時間”がどんどん近づいてくる。

すぎのやさんに着いた時には、すでにほぼ13時だった。
せっかくのお昼ご飯。
せかすわけにもいかず、、、

山﨑さんと美穂さんと別れた。
「いろいろご迷惑をおかけしますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」
「今度は、家族全員連れていらっしゃい。」と笑顔の山﨑さん。
「はい、ぜひ!今日はお忙しい中、本当にありがとうございました。」と握手して別れを告げた。

お店に入ると、奥の部屋に案内されたが、誰もいない。
どうやら、みんな一斉にトイレに行っているようだった。

一人二人と帰ってきて、メニューを選び、注文完了。

「13時半出発、と言われているけれど、ま、ゆっくり食べて。」と中途半端なことを告げた。

が、ちゃんとした(?)料理屋さんなので、料理が出てくるまで、けっこう時間がかかる。

ランチは比較的早かったけれど、それ以外で頼んだ人の料理は、だいぶ遅くなってしまった。

天ぷらもお蕎麦もおいしかったのだけれど、また運転手さんが、想定外のことを言いやしないかと、気になってしまった。

結局、バスに全員が乗り込み、出発を迎えた時間は13時45分。

ドキドキしていると、「大森さん。帰り、トイレ休憩挟まなくても良いですか?」と想定よりも下の言質だった。

ほっとして、「あ、大丈夫ですよ。」と言った後、「あ、みんな、トイレ休憩とらないで大丈夫ですかー?」と後方の座席のスタッフさんに聞いて、「は~い」と割と皆さん真顔で答えてくれた。

「じゃあ、これから東京駅に向かいます。」

バスが再び、のんびりと動き出した。

しばらくすると、今度は子供たちが真っ先に眠りにつく。
気づくと私も含め、全員、眠りについていた。

あ。

首都高に入って思い出したことがひとつあった。

徳之島でいただいた、きび焼酎。
この旅でふるまおうと思っていたのだ。

おもむろにリュックの中から取り出し、寝ているスタッフさんたちを静かに起こして、飲んでもらった。
山﨑さんからいただいたおせんべいをふるまいながら。

きび焼酎は、まるでウイスキー。
ふと目をやると「島のナポレオン」と書いてあった。

「うっわ、寝起きに飲むには向かねーな。」
「甘い!」
「甘いな~ちびちびやるのが、良いかも。」

やがて、静かに首都高速も降り、左手に赤レンガの東京駅が見えてきた。

集合場所だった丸ビルに着き、バスを降りた。

みんな、にこやかに運転手さんにご挨拶。
「ありがとうございました~」

運転手さんも、何もなかったかのように笑顔で、手を振って見送ってくれた。

一時はどうなることかと思ったけれど。

「じゃ、ここで解散しましょう。でも、遠足は、家に帰るまでが遠足。気を付けて帰ってくださいね。」
続けて、
「来年もまたこうしていけるように、きっちり商売していきましょう~」
「は~い!」

昨年の浜松は5~6か所の畑を訪れた。
それに比べれば、物足りなかったかもしれない。

が、これはこれでコンパクトで良かったのかもしれない。

何しろ、みんな、日々の業務でそれなりに疲労を抱えている。

来年はどこに行こうかな。

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