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マンゴーをもっと身近に。

いろいろなマンゴーを楽しむ、というのが、マーチャンダイザーとしての私の一つの答えだとすれば、もうひとつ提案もある。

国産マンゴーは数年前に大ヒットし、宮崎県の知事をトップセールスもあって、1玉1万円はくだらない、という年もあったほど高価なくだものになった。

だが、気候の合う諸外国では、そこまで高価ではない。
もっとなじみの深い、安価なくだものだ。

もちろん、日本では気温が足りないから、ビニールハウスの中で暖房を炊いて育てなくてはいけないから、その経費もかかる。

それでも、どこかに回答はないか?とたどり着いたのが、できるだけ手をかけない栽培方法だ。

アーウィンは赤い皮の品種だが、太陽のマンゴーのように全体的に真っ赤に着色させる必要はない。
熟度が上がれば、緑だった皮が黄色になる。
赤くなくとも、黄色であれば、十分なおいしさになる。

もうひとつは、一つの枝にならせる果実の数だ。
宮崎や、主要産地では、1枝から1果実だけをならせるように指導している。
マンゴーは、花がとても多く咲く。
一つの枝に、細かい花が8万も咲くらしい。
ただ、受粉して実を生らすのは一枝に3~5玉ほど。
主要産地では、この3~5玉のものを一つだけ残して、切ってしまうのが常識。

私が浜松にいたころ、独自にマンゴー栽培を勉強し、まったくの自己流で作っている方に出会った。

「もったいないからせっかく受粉したマンゴーは絶対摘果しん(しない)だよ。」

こうすると、どうなるかというと、400g以下のマンゴーが増える。
受粉に少し失敗したマンゴーは、100g前後のマンゴーとして、そのまま大きくならず熟していく。

これが、実はお得で美味しい。

受粉に失敗しているから、本来の大きな種も紙くらいの大きさにしかならず、実は食べられるところが多い。
どういう理屈かわからないが、甘みも強いのだ。

そう、これがもうひとつの私の答えだ。

少し外観は悪いが、お得で美味しい、ちっちゃいマンゴー。
ぜひ、お試しあれ。

■ミニマンゴー 静岡県 約300g(3玉前後) 1188円(税込み)
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/42309.html

◎20日火曜日の京橋マルシェにお持ちする予定です~

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