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シナノゴールド ふじ 雪室りんご

雪室りんご。

春まちにんじんに限らず、雪を利用した貯蔵方法は寒い地方では、古来からの知恵として、活用されていたようだ。
キャベツやにんじん、じゃがいもなどのやさいだけでなく、りんごも。

古くは、冷蔵庫がなかった。
少しでも日持ちさせようと、作物の上にわざと積雪させて貯蔵させたわけだ。

冷蔵庫がある現代では、あまり一般的ではないが、でんぷん質が強いものは雪蔵することで、糖化し甘みが増す。
雪の下にんじんや雪の下キャベツ、雪室じゃがいも、いずれもでんぷん質が糖化し甘みを増す。

りんごもそう。
青森の津軽地方の、奈良岡さんは現在、雪室りんごを仕込み中。
雪焼けしないようにブルーシートを敷いた上に、雪を積もらせる。
1月半ばに仕込み、2か月ほどおいて、3月中旬に掘り起こす。

ここ数年、雪が少なかったので仕込めなかったけれど、今年は充分な雪があるそうだ。
どんな感じに仕上がるのか、楽しみだ。

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