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ピーチベリー 桃薫

桃薫2022。

山梨の石原さんからいちごが届いた。
夏は、なすでめいっぱいお世話になっている農家さん。

本業は、いちごの観光農園。
ただ、ご時世で、やっぱり厳しいものがある。

いちご狩りは、やっぱりリスクがある。
ハウス栽培だから、密閉空間だし、とったいちごは、その場で食べる。
一人でいちご狩りはあまりしない。

そして、いちご狩り産地は、おおよそすべからく一軒だけではない、集落すべてがいちご狩りを運営している。
もし、万が一、新型コロナのクラスターが発生すれば、一産地の風評となるのは、想像に難くない。

「いちご狩りに来て。」と、常連のお客様にお声をおかけするのも、一筋縄ではない。

とはいえ、手をこまねいて、立ち止まっているわけにはいかない。

だから、石原さんは昨年から少しずつ、通信販売や直売店にシフトしている。

今年はさらにその傾向を強め、慣行いちご狩り向きの品種”章姫(あきひめ)”から”おいCベリー”や”きらぴか”など固めの品種を主力にしたようだ。
章姫は、酸味が少なく、甘さを感じやすい品種なのだけれど、やわらかい品種のため、輸送に耐えられない。

「ちょっと大森君に食べてもらいたくて。」

そんな嬉しいことを言ってくださって、我が家に届いたのは、桃薫(とうくん)という品種。
白から朱色、あるいは橙色のいちごで、桃の香りと味がするいちごだ。

かなり、気難しい品種で、大きさの割に軽くなったり、結実がなかったり、味が全くなかったり。

気候天候に左右されやすいいちごなのだ。

今年はどうかな?なんて思いながら、立派な大きさのいちごを見ると、オセもなく、傷みもなく、とてもきれいに梱包されている。

一口食べたところ、めちゃくちゃ美味しい。

朝の忙しい時間帯だったけれど、さっと洗って、子供たちにもサーブした。
「うまいっ」×4。

最近、息子たちは、糖度計で、糖度を測るのが流行りで、くだものを食べると、必ず測ってくれる。

結果、16.3度。

「おお~!」

「ちゃんと、石原さんにお礼言ってね。」と妻。

…そんな、いわずもがな。

察するに、肥料設計も、水やりの感じも変更したのではないかと、私は受け止めている。
桃薫もやわらかい品種なので、この、暖かくなってきた時期に、この品質は保てない。

そして、これは紹介したいなあ、売りたいなあ、とちょっと思ったのだけれど、、

「FMラジオで紹介してもらって、桃薫はあっという間になくなっちゃった!」とのこと。

ちょっと残念だけれど、それはそれで、良い事かな。

購入やいちご狩りは、石原農場のHPから予約が可能。
山梨の甲府南インターからすぐなので、ぜひ↓

太陽と大地の恵み ~石原農場~
http://ishihara-nojyo.com/

こそこそ話)
お伺いすると、煎り落花生とか干し柿とか、いちごジャムとか。
たぶん、ご馳走してくださいますよ~

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