りょくけん東京

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みかん 川田さん 社長日記

川田さんの引退。悲しいけれど前に進む。

決算作業が終わらない。
というか進まない。
通販のカタログ6月号も進まない。
マルシェもある。
ラジオの収録も来週に控えている。

でも愛媛か熊本に出張も行きたい…。

頭が混乱する…。

愛媛の川田さんと約束したのはもう3年も前のこと。

「5月13日ごろに来なさい。みかんの花が満開だ。」

実は、その約束は半ば果たせないこと、少しわかっていた。
少し前に、川田さんから、農家を引退することを伺っていたからだ。

80歳半ばになり、足が思うように動かなくなってきた。
川田さんのみかん畑は、ご自宅近くも、離れた場所も、急な斜面だ。
だからこそ、美味しいのだが、80代半ばだと、登るのはきつい。

「ちょっとご挨拶にも伺いたくて。明日午前中、伺っても良いですか?」と川田さんに電話。

答えは、NOだった。

「花はまだ満開じゃないぞ。あともう少し先、梅雨っぽくなって、5月13日ごろだ…あれ、もう13日か。」

最初の出だしの声と、この一言で、いろいろ悟ってしまった。

畑はすでに売りに出してしまったこと。
川田さんは畑には入っていないこと。
離れの畑にあった、”太陽のしずく”は切ってしまったこと。
元気だった奥様も、病気がちで、通院していること。

様々に前向きになれない理由があった。

「コロナになるぞ、やめとけ、こないだもな、市場関係のやつらが3人来たんやけどな、朝まで飲みよって、みんな発熱、コロナにかかりよった。」

電話を切った。
それでも、飛行機に予約を入れようかと思ったとき。
銀座店の店長から一通のメールが届いた。

”週末の雨の日の営業について”

うお~雨か!
いや、愛媛は雨じゃないはず!
…雨だ!

じゃあ、九州は?
…雨だ!

おとなしく、関東にいることを決めた。
カタログ作成を粛々と進めることにした。

初稿

お陰様?で、初稿も出来上がってきた。

少し無理はするけれど、今日中に原稿を書き上げたい。

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