保育園を四男と出た後、学童へ行く。
学童には次男と三男が待っているからだ。
アジサイもそろそろ良い感じ。
ふと、上を見あげると、びわもたわわになっている。
びわは、雨が降ると味が落ちる。
そのため、りょくけんではハウスものだけを扱っているのだが、もうすでに終了。
関東は、産地の一つでもあり、学校の庭やご家庭の庭にもけっこうなっており、6月が旬。
眺めていたら、学童の先生に声を掛けられた。
「そうだ、大森さん。どうですか、このびわ。もう収穫したほうが良いですかね?」
学童の先生は、私が、野菜関係の仕事をしていることをご存じだ。
「鳥がついばんだ跡が、あそこにあるので、もう収穫して大丈夫だと思います。びわの枝の付け根のところの着色もしているので、もう収穫しても大丈夫だと思いますよ。」
そういうと、先生がおもむろに気によじ登り、てっぺんにあったびわを収穫、私にくださった。
「食べてみてください、ぜひ評価してください。」
「え?良いんですか?」
と言いつつ、お尻からすぐに皮を剥き、一口、二口、食べてみた。
市販のびわよりも皮がつるっとしていて、毛が少ない。
そしてかなりジューシーで、実が柔らかい。
「うん、いけますね。美味しいと思います。糖度も12度くらいあると思います。収穫して良いと思います。」
「あ、もう食べたんですか!? やったー大森さんに評価してもらった。」
先生は私がその場で食べるとは思っていなかったのかもしれない。
私は、産地にも通っているので、収穫して頂いたら、その場で食べることに慣れている。。
こどもたちと一緒に家に帰り、もう一つ頂いたびわの糖度を測ってみたら、12度あった。
少しガッツポーズ。