りょくけん東京

りょくけんだより
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「桃はエラい。」

「いろんな品種があることで、ずっと継続して美味しい桃が食べられるのは良いと思うんですけど、、、美味しさで言ったら、白鳳系はやっぱり”本白鳳”、白桃系では”浅間”だと思うんですけど?」

「だから、それも問題でね。」
「問題?」
「本白鳳も浅間も作りにくいっちゅうワケ。こういう縫合線に割れができやすかったり、落果しやすかったり。」

「ああ、なるほど。」
「それと、山梨県の桃農家の大半が、退職組っていることもある。」
「分かった、経験が少ないから、簡単な品種が多くなっている!?」
「そうそう。とにかく手間がかからず、着果しやすくて、着色しやすくて、大きくなりやすい品種が選ばれている。
本白鳳や浅間白桃は、淘汰していこうってこないだも言ってて、、、俺なんかは『何言ってるだっ』と言っている方なんだけど…。」

食味の良い本白鳳や浅間白桃は、作りやすい新しい品種に更新していきましょうという流れなのだそう。
新規就農した方には作り切れない…。

「ここなんかもそうだよ、全部、熟度の進み具合が違うから、、、俺はまだ一切もがないけど、一斉に全部もいじゃうからね。」

ある程度の大きさで、ある程度の着色があれば、お金になるから、個々の熟度は関係なく、一斉に収穫してしまう傾向なのだという。

「どこで、その熟度が分かるんですか?」
「触ってみて、だね。うん、この感じだったら、俺はまだもがない。」

いくつかの実を触って、雨宮さんがそう頷いた。

「作りづらい、っていうことなんですが、、、これからも本白鳳と浅間白桃は作り続けてくださいますか?」
「あったりまえだよ。おたくだけじゃなくて、俺だって一番うまいと思うし、古くからのお客さんも付いているから。」

私も、その事実を、きちんと伝え続けなくてはいけないと思った。

「桃はやっぱりえらいよ。」

白いシートに転がった桃を拾い上げながら、雨宮さんがまたポツリ。
桃は生理落果しやすい作物で、実に1日あたり100kgほどの落果した桃を拾い上げているそうな…。

枝にきちんと生き残った桃。
精進して、背筋をただして、これからも販売していこうと思った。

■雨宮さんの桃 山梨県産 約1kg 2808円(税込)

https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/430119.html

■雨宮さんの本白鳳 山梨県産 約2.4kg 7020円(税込)

https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/430819.html

■雨宮さんの浅間白桃 山梨県産 約2.4kg 7020円(税込)

https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/430919.html