りょくけん東京

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産地情報 社長日記

大分杵築の夕暮れ。

大分県の国東半島(くにさきはんとう)に杵築(きつき)という場所がある。
福岡の方から入ってくると、杵築城の城下町を通って市街地に出る。

大阪城や姫路城などに比べれば、ずっと小規模のお城だが、天守閣もあり、城下町には風情があり、観光地となっている。
城下町を過ぎ、市街地も通り抜け、海沿いの県道をしばらく走る。

天気の良い日は、景色がきれいで、美味しそうな地元の食堂もいくつかあって、気持ちが良いドライブになる。

杵築湾

10分もすると、右手に護江小学校が見えてくるので、そこを左に曲がると、途端に狭い道になり、舗装もなくなる。
構わずにがつがつと山道を進んでいった先に、いちごトマトの生産者 山﨑さんのご自宅にたどり着く。

今回はスムーズにたどり着いたが、実は、何度も山道を迷ったことがある。
昔いた同僚に言わせると、「あの道を、どう間違えて、どうしたら迷うのか意味が分からない」と言われたが、方向音痴とは、そんなものである。

ぐっと右に曲がり、垣根が切れたところに左に曲がる道があり、敷地内にずかずかと車で入っていく。
前回来た時と違い、きれいに砂利が敷き詰められており、ご自宅の前は舗装もされ、きれいに整備されていた。

いちごトマトが、このハウスの中に。

この道を挟んで、右が山の手で、いちごトマトのビニールハウスの連棟があり、左の日陰の部分に夏作用のビニールハウスがある。
夏作は、今もう行っていないので、骨組みだけになっている。

ご自宅の前のカーブを左に曲がると、駐車スペースがあったので、そこに車を停めた。

カメラにメモ用の手帳、筆記用具を手にして、来た道をちゃっちゃっ歩き、いちごトマトのハウスに入るため、坂を上った。

「こんにちは~。お世話になります。」
「こちらこそ、お世話になります~」

山﨑さんが、ハウスから出てきて、迎えてくださった。

山﨑さんは、代々みかん農家だった。
山﨑さんが農家を継ぐ決心をした際、お父様に出した条件が、

「敷地内のあの一番上の丘の上にビニールハウスを建てて、トマトを作らせろ。」だったそうだ。

みかんは、お父様の代で終わらせ、山﨑農園は、トマト農家になったわけだ。

お父様の代から、りょくけんが大分のみかんを扱いに来ていたのが影響していた、と聞いている。

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