オロブランコというくだものがある。
緑色の皮のグレープフルーツのようなのに、苦みがなく、グレープフルーツの良い風味を持ちつつ、甘さが強く、苦みがない。
イスラエル産のものをよく見かけ、アメリカ産も多い。

カリフォルニア大学で、グレープフルーツとポメロ（＝文旦）を掛け合わせて生まれたものだとか。
オロブランコは、oro blancoと書き、oro＝金、blanco＝白いという意味だ。

イスラエルのものは、品種名ではなく、スウィーティ―という名称を使うことが多いようだ。

緑色の果皮で、グレープフルーツのような外観だから、ひどく酸っぱいのではないかという印象だが、そんなことはなく、とても甘いのが印象的な柑橘である。

ここのところの温暖化で、海外だけでなく、日本でも栽培ができるようになってきた。
愛媛の明浜で、実は栽培されている。

これがとても美味しい。

皮は緑ではなく黄色。
調べてみると、もともと緑から黄色の皮まで、個体差があるようだ。
酸味がおとなしいため、早めに、緑の時に収穫することも可能で、輸入したものは、日持ちもするから、そのほうがベターなようだ。

カットしてみると、とても果皮が厚くて、びっくり。
皮が厚いと損した気になるが、酸味がおだやかで、果汁分が多く、グレープフルーツにある苦みがほとんど感じられず、期待に反して甘い。
香りも良くて、なんだかおいしい。

糖度は11.5度だったけれど、それ以上に甘く感じるから不思議だ。
先入観？？？

まだまだ栽培が少なく、希少なくだもの。
お見逃しなく。

■オロブランコ（スウィーティ）　愛媛県産　約1㎏（2～3玉）　1296円（税込）
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/40915.html