りょくけん東京

りょくけんだより
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社長日記

三転、

JRの東京駅八重洲口から、トコトコと松屋銀座まで歩いているときの電話のやり取りだった。
ノリノリだったのが一転、断られて、なんだか少し虚しくて、寂しくて、答えがもう明確に出ているような、いや、それでも限りなく黒に近い色を何とかできないか考えながら、お店に着いてしまった。

店頭では販売に注力したいのだけれど、若干、上の空。
最近は、未解決の課題を二、三抱えたまま店頭に立つことが多くていけない。

店頭に着いて、スタッフさんたちに朝の挨拶をしてたら、再び携帯電話が鳴った。

「来ないでくれ」と言った農家さんからだった。

「大森さん??」
「はい。りょくけん東京、大森です。」
「いろいろ友達に聞いてみてね。りょくけんなんて会社ないよ、なんて言われたものだから、、、またさっき別の東京の友だちに聞いたら、ちゃんと松屋銀座の地下にあるお店だよ、って言われてね。まず、あんなこと言っちゃって、謝罪したくて電話しました。」
「あ~はい!電話だけだとそうなっちゃいますよね、すみません。」
「いやいや、、明日こちらに来るか来ないかはもうおたくの都合や判断に任せますけど、良かったらいらしてください。お会いできますから~」
「あ、本当ですか!?ありがとうございます。」

そう言って、いったん、電話を切った。

同時に、通販で初めてお送りしたお客様宛のジュースが、配送会社が割ってしまって、、、という連絡もメールで入り、頭の中はぐちゃぐちゃだった。

これではだめだ、と思い、出勤しているスタッフさんに
「ごめん、課題をいくつか解決して来て良いだろうか!?」
と言って、少し時間をもらい店頭を離れることにした。

ひとつひとつ、携帯電話で連絡を取りながら、スマートフォンで調べながら、課題を解決。
明日の出張のコース取りも決めて、少しだけすっきりして、売場に戻った。

新規の農家さんに信用していただくのは、一筋縄ではいかない。
会いに行ってお話をするのが一番早いけれど、今の時代、詐欺だってあるし、畑の位置を確認し、闇に潜んで一斉に収穫してしまう泥棒もいる。

明日、お会いして、きちんと話そう。
そう思った。

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