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まどんな 商品情報 媛小春 柑橘 産地情報 社長日記

おとん。

石丸さん。相変わらず男前だ。

「ええ、でも“紅まどんな”は農協の商標なので、使ってないですけどね。」
「そうですよね。ちなみに、石丸さんところではなんて呼んでるんですか?」
「ええ、単に“まどんな”って呼んでますわ。お客さんから“紅まどんな”あるか?と聞かれても、”まどんな”はありますよ。って言ってます。」
「なるほど。」

愛媛県も柑橘王国の地位を守るべく熱心だ。
みかん後の雑柑類の優位性を保つべく、品種改良を盛んに行っている。
最もヒットして、定着しているのは、デコポンこと不知火だろう。
ただ、不知火は佐賀生まれで熊本でデコポンという商標が登録された。
愛媛はかかわっていない。
失地回復を図り、矢継ぎ早に新品種を世に出した。

流行っているのは、オレンジとみかんの交雑種で、手で皮が剥けて、糖度の高い、種のない柑橘。
まず12月15日頃に、愛媛果試第28号。
わざと分かりにくい品種名で登録しているのではないかと思う。
そして、商標を登録する。

このパターンが多い。
愛媛県以外では作れないわけだ。

ちなみに、この、高糖度系オレンジみかんは、この後、1月の甘平、2月~3月のせとかと続く。

一回りした後、石丸さんが腑に落ちない顔をした。

「どうしたんですか?」
「昨日見たよりもだいぶ色がついているなあ、と思って。」

そういえば、はるかの緑色よりも着色が進んでいる。

「やっぱり昨日今日の晴天で積算温度が上がったんですね。」

ちょっとした天候で、表情が変わる。
面白いと思った。

「また、台風が来るというから、ハウスのビニールは張ってなかったんですが、今回は来ないようなので、今からまた張りますわ。」

台風の強風にあおられると、ハウスのビニールに容赦なく襲い掛かり、ビニールが飛ぶだけならまだしも、そのまま引きずってハウスの骨組みを崩してしまう。
ビニールハウスを持つ農家さんの、一番の台風対策はビニールを取ることなのである。

「ていうか、台風はそちらに向かっているようですね。」

10月9日のこと。
その後、千葉県中心に多大な被害を起こした台風15号のことである。

ハウスを出て、はるかの畑の中に、小さい柑橘を見つけた。

「これは何ですか?」
「媛小春です。」
「あ、媛小春ですか!」

媛小春は、黄金柑とポンカンの掛け合わせ。
黄金柑よりも一回り大きく、酸味が少ない。

都内で行われていた展示会で、一度食べたことがある。

「ぜひやりたいです!」
「うーん、6列くらいしかないから、どうかな?また連絡しますわ。」

現場に行かないと、分からないことがある。

車に乗り込み、次の畑に。
そう思ったところ、「あ、おとんがいる。ちょっと寄りますか。」と急に左に曲がり、納屋の前で車を停めた。

石丸さんのご自宅だ。
納屋の前に、お父様の軽トラを見つけたのだ。

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