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国産グレープフルーツ 柑橘

柑橘考察2020 ~国産グレープフルーツ~

オレンジ系でも、みかん系(タンジェリン tangerine)でもない、もう一つの柑橘の柱、と言われて、何か分かるだろうか?
第三の柑橘の系統は、ブンタン類(ポメロー pomelo)である。
最もメジャーなのはグレープフルーツだろう。
日本でも土佐文旦、水晶文旦、河内晩柑(ジューシー柑、美生柑とも)、夏みかん、八朔などがある。

10年くらい前に、グレープフルーツで国産のものがあったら面白いのではないかと考えた。
海外のものを日本で栽培することで、品質を上げて、人気が出たものにマンゴーがある。
海外のものと日本のもので、圧倒的な価格差があるにも関わらず、人気を博した。
その、マンゴーにあやかって海外のフルーツを国産化してヒット商品を世に出そうという動きが活発だった。

日本には一定の”国産信仰”がある。

健康志向の方に人気のあるグレープフルーツを日本で栽培できたら、と思ったのである。

同じことを考える方は意外と近くにいて、何のことはない、浜松にあったりょくけんの社屋のすぐ近くの、最も身近な柑橘農家である渥美さんが育てていた。

浜松 滝沢の一帯。

「グレープフルーツが日本でできれば、面白いじゃないかと思って。60本くらい植えただよ。来年から少し出ると思うよ。」

翌年、10玉くらいの初生りを頂き食べた。
期待に胸を躍らせて。

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