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アスパラガス 壱岐

春野菜。

アスパラガスは、地中海沿岸が原生地だ。
食用の他、葉(正確には茎だそうだが)がチリチリしてかわいらしく(枯れると大変なんだが)、観葉植物としても販売されている。

日本にも、クサスギカズラとかキジカクシという原生種があるそうだが、いまだ目にしたことはない。

明治のころに、外貨獲得の一手として北海道でアスパラが導入され、土をかぶせて軟白化し、ゆでた後、缶詰にして輸出した。
円が高くなり、労働コストの上がった現在では、考えにくい。

アスパラは春の芽生えの野菜で、春野菜の中でも最も人気がある。
りょくけんでは、壱岐という、長崎県と韓国の間にある島のアスパラガスと、北海道の赤井川村のアスパラガスをリレーして提供している。

壱岐は、魏志の倭人伝にもその名が出てくるほど歴史のある島で、水が美味しい。
その、水で育ったアスパラガスはやっぱり美味しくて、やわらかい。

アスパラガスは、穂先と根元で味わいが違う。

穂先はうまみ。
根元はあまみ。

うまみの正体はアスパラギン酸などのアミノ酸。
生長点なので、そのエネルギーとなるものが多い。

あまみは、エネルギー源となる糖質だ。
スジが出やすいのですが、そこは技術。
周りの皮こそピーラーで剥いたほうが食べやすい。
根元から1/3くらいを剥けば大丈夫だ。

ちなみに、ホワイトアスパラガスが4月20日頃から始まるが、こちらは皮剥きはマスト。
穂先を除き、がっつり剥く必要がある。

やわらかそうに見えて、サトウキビの中身のようなスジというか繊維が外側を固めている。
軟白化されたアスパラガスは、グリーンのものとは一味違ううまみとあまみがあるので、そちらはそちらでお楽しみに。

■壱岐のアスパラガス 長崎県産 約150g 713円(660円)
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/34917.html

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