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トマト

高糖度小粒マルトマト、栽培断念…。

熊本の宮本さんから連絡があった。

”高糖度のトマト栽培を断念します。
二人で収穫、選果、糖度選別を回してきましたが、限界になってきました。
今後は、糖度選別の要らないミニトマトを作ります。”
宮本さんのトマト栽培は特殊で、灌水を徹底的に抑え、三段までしかとらない。
小粒だが、糖度が高く、凝縮感があった。
以前はパートさんも入って栽培していたと思うのだけれど、今は奥様とお二人で切り盛りしていたそうな。
フルーツトマトの一般的な流れで行くと、冬春は暖地である九州や東海で栽培し、夏は北海道で栽培する。
ところが、やっぱり不得意な時期があって、それが11~1月。
暖地の場合、植え付ける時期が暑くて、思ったような苗が育たないのと、台風シーズンなので、植え付けたものが定着せず、持ってかれてしまうことがあるからだ。
宮本さんのやり方だと、1年中、基本的にフルーツトマトが栽培できる。
11~1月の時期も、コンスタントに糖度8度のトマトが出荷可能だった。
ファンも多かったので、残念この上ない。。。
前を向くとすれば、新たに栽培するというミニトマトか。
「ミニトマトは何を作るんですか?まん丸の品種ですか?」
「まん丸~!品種は紅雀(べにすずめ)。」
「?。ー知らない品種ですね。」
「知らないでしょう~」
なんだか楽しそうだ。
声も、私のように悲観的でなく、明るい。
色んな負担から解放されて、前を向いている感じがした。
じゃあ、私もそうしよう。
「8月くらいからですか?」
「う~ん、末かな。」
「かしこまりました、楽しみにしています!」

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