りょくけん東京

りょくけんだより
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さくらんぼジャムの夜。

北海道のさくらんぼの傷みが、正直激しい。。。
届いたさくらんぼのほとんどにうるみやオセが出ていて、正品から外している。
店でも通販でもー。
「社長、これどうします?」
「捨てるわけにいかないでしょう!いいよ、持って帰ってジャム作る!」
南陽。煮込んだところも含め、いっぱい写真を撮ったつもりが残っているのはこれだけだった、、
というわけで23時半から2㎏ほどあるさくらんぼを洗って、ヘタをとり、半割にし、鍋に入れてぐつぐつ煮た。
迷った点は三つ。
・ホーロー鍋が小さいのしかない。
 →致し方ないので、ステンレスの鍋で煮込むことにした。
 ◎本来は酸化するのでガラス鍋やホーローが良い。
・種はトル?
 →ペクチンは種の部分に集中している。
  一緒に煮込んで、後でとることにしよう。
  今とるのも、後でとるのも、どちらせによ、”手間”だ。
・大量のきび砂糖がない、、
 →ふつうはくだものと同じ量の砂糖が必要。
 →23時半。無いものはないなりに、家にある全量を投入した。
・レモンがない。。。
 ◎レモン果汁を加えることで酸化を防ぎ、色が鮮やかになる。
 →ないものは仕方ない。
(あ、四つでした)
大量の贅沢な半割にしたさくらんぼをきび砂糖と一緒にひたすら煮込んだ。
面白いもので、一滴も水を加えていないのに、10分もすると鍋がタプタプになるほど水分が出ており、砂糖のツヤも出ていて、香りも色も美味しそうだ。
アクも出てきたけれど、一切とらず。
30分くらいすると、それらしくなってきて、かき混ぜると種が浮いてきたので、ひたすらとった。
ひたすら。
(後で銀座店のスタッフさんに聞いたところ、ペットボトルにおいて、箸で刺して種だけとる方法があるらしい。)
0時45分、煮沸した瓶に、できあがったジャムを入れ込んだ。
熱いうちに入れるのが、その後、瓶内で真空状態を作るために重要。
できたー。
熱い時は熱い時でおいし~。
そして、生のさくらんぼ。
傷んでいるように見えて、意外と食べられる。
「ここまではいけるのか!」と学びの多い夜だった。
と同時に、妹の話を思い出した。

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