りょくけん東京

りょくけんだより
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柿と私1。

 たぶん、SKIPに入っていなかったら、「柿」というものをあまり意識することはなかったと思う。

一人暮らしが長かったけれど、柿を自分で購入したり、能動的に食べたことはなかった。

SKIPの東武池袋店で、山形の庄内おけさ柿と、和歌山の紀の川柿を販売した時が、私が、柿を柿と認識した頃だった。

それ以来、柿という存在には興味が尽きない。

SKIP東武池袋店

日本あるいは中国が原産のくだものであり、それゆえにヨーロッパでは”KAKI”と呼ばれる。

アメリカでは、ネイティブアメリカンの一部の部族が柿の原種を育てており、彼らの言葉にちなんで、アメリカ英語では”PERSIMMON”と言う。

KAKIと呼ばない一部の例外な訳だが、ここにも、実はロマンを感じる。

というのも、ネイティブアメリカンたちは、ロシアの先っぽとアラスカが地続きだったころに、アジアからアメリカ大陸に渡った人たちだと言われている。

おそらく、柿の穂木や種をアジアからアメリカ大陸に持ち込んだのも彼らだと思われるのであるからだ。

他にも二つ面白いと思うことがある。

「柿にはビタミンCがたっぷり含まれているのに、酸味はないし、くだものの中では珍しく香りがないんだよね。」

SKIPを離れ、りょくけんに入社した時に、師匠から聞かされた言葉に、思わずうなった。

確かに、どのくだものでも、酸味があり、香りがある。

でも、柿にはないのだ。

もう一つは、柿は暖かいところで育てると、種ができ甘柿になるが、寒いところでは種なしになって、渋柿になる、ということ。

最近は品種改良も進み、種なしの甘柿も多数登場しているけれど、基本的には暖地では、種アリの甘柿、寒い場所では種なしの渋柿になる。

同じ品種でも、暖かいところで育てると、種ができ、甘柿になったり、その逆に、寒いところで育てると、種ができず、渋柿になったりする。

柿を語るうえで、この、渋の話は避けて通れない。