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紅芯大根

紅芯大根の実力。

紅芯大根は、松屋銀座を出店する際に開発した野菜だ。

浜松の右上(北東)に位置する森町の直売所で出会った。

見た目はカブみたいだけれど、やや緑がかっていて、カットすると中は紅。

松屋銀座への出店は、デリカの開発を必須としていたので、色のある野菜に着目していたのだ。

が、一筋縄でいかない。

紅芯大根は、中国原産の固定種だったため、品種的に安定しておらず、その固有の土地を離れると、特徴が出ない=色が出ない。

真っ白の中身のことも見られたし、中まできちんと赤く仕上がっているものは限られていた。

ただ、それも三浦の青木さんにお会いしてから、解決した。

青木さんの赤土と秘密の地下水は、ミネラルが多いためか、彩り野菜の発色が素晴らしい。

そして食味も良い。

実は、紅芯大根については、色合いの不均一さ以外に、辛みも悩みの種だった。

糖度がしっかりと感じられ、中身もしっかり赤い。

酢など酸性のものと入れると、さらに発色が良くなる。

酢と砂糖を2対1で作った甘酢に漬け込むと、つけ汁もすべて、紅に染まる。

本場の中国では白だしみたいなもので、うっすらピンクを残して、輪切りにして煮込むようだが、日本ではもっぱらサラダや漬物にすることが多い。

ぜひお試しあれ。

■紅芯大根 神奈川県産 1玉 324円(税込)

https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/31740.html

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