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りんご 葉とらずふじ

葉とらずふじと蜜。

葉とらずふじりんご。
今朝、朝食に食べた。
こどもたちにも、パンやグラノーラ以外の生のものを食べさせたいためもある。

蜜も、まだ入っていて、糖度を測ったら、思いのほか、高かった。
蜜は、生理障害のひとつで、ちょっとした病気みたいなもの。
品種によって、蜜ができるものとできないものが、はっきり分かれる。
ゴールデンデリシャスという品種のりんごの血が入っていると、蜜が入りやすい。

ちなみに、蜜の部分は甘くない。
蜜は、りんごの実に甘さが蓄えられていく過程で、蓄えきれなくなった時に、
”糖”ではなく”ソルビトール”という形態になって、蓄えられる。

この、ソルビトールが、目に見える、あの透明な部分=蜜だ。
ブドウ糖や果糖のいずれよりも、甘さは劣る。

では、なぜ、蜜入りのりんごが美味しいのか?

それは、熟度の高さによる。
熟度が上がって、糖度も上がるため、美味しい。
そして糖が出来過ぎて、ソルビトールに変化させていったん蓄えるのだ。

りんごを貯蔵しておくと、ソルビトールはだんだんと糖に変わり、りんごの果実の中に散っていく。
糖度は上がり、2月や3月が最も糖度が上がる頃だ。

が、同時に、果肉もやわらかくなっていくので、4月以降のフジはあまりおすすめでない。
果肉がやわらかくなっていないふじは、少し未熟で収穫して貯蔵しているものなので、
糖度も低いし、固いけれど、味は今一つになる。

ただ、最近では、CA貯蔵と言って、二酸化炭素だけにした貯蔵庫に入れて、
りんごの呼吸を抑えて長持ちさせる方法や、
ポストハーベストに当たるけれど、収穫後に農薬をかけることで、品質を保つ方法もある。

いずれにせよ、まだもう少し、りんごはお楽しみいただける。

■葉とらずフジりんご 青森県産 約1㎏(3玉前後) 1188円(税込)

https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/42708.html

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