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磐田 豊岡

きっかけは一本の電話だった。

きっかけは、1本の電話だった。
いや正確には3本の電話と、やっぱり3本くらいのメールだったか。

磐田市の市役所農林水産課の担当者から何度も電話をいただいたのだ。

私は、代表だけれど、けっこう会社を留守にしているし、やることが多岐に渡っているので、なかなかメールも返せない時がある。
いつもの営業電話だと思ったし、紹介された野菜は、なんだか悔しいし、自分で見た畑と生産者さんじゃなきゃ、と思っていた。

「磐田なら、海老芋もやってますし、私どもの会社のルーツはそれこそ、隣の浜松ですし、、、」

でも、ちゃんと市役所の方からの電話だということも分かったし、何よりも熱意を感じてしまい、、、店舗でお会いすることにした。
店頭で少しお話しするくらいで、と思ったけれど、市の農林水産課の方が3名で上京してくださり、バックヤードに行き、きちんとお話を聞くことになった。

そこで拝見した、野菜と、年間の商品リストを見て、「あ。」と思った。

私が何度か農家さんに栽培依頼をして、販売しては断念した、旬の野菜の名前が載っていたからだ。

「けっこう若い農家さんが多いんですかね?なんていうか、ハイカラなおしゃれな野菜が多い。」
「あ、いや、若い農家さんもいますが、大半は…。その、年配の農家さんです。」

一気に興味がわいた。

商談が終わってから、元上司の永田にも確認したところ、磐田には、”細かい野菜”を少しずつ真面目に作っている一定以上の年齢の農家さんが多いのだという。
「市の方がわざわざ来てくださったんだから、良いじゃない。大森君も礼を尽くして、畑も見て、(とりひきを)やってみたら。」とのアドバイスだった。

お取引について、気になることもあった。
私は農家さんと直接のお取引を是としている。
余計な利害も絡むかもしれないし、農家さんの名前を出すことで、野菜の品質に対しても責任が生まれるし、やりがいも生まれるからからだ。

もちろん、農林水産課のほうが良ければ、やり取りもするけれど、基本的には”とよおか採れたて元気村”とやり取りしてほしい、と言われたことだった。

元気村?
豊岡の直売所とやり取りする、ということ???

 

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