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ドラゴンフルーツ ピタヤ 沖縄

沖縄から上地会長が寄ってくださった。

沖縄から上地さんと金城さんがお店にいらしてくださった。
上地さんは、前身である沖縄百姓の会から現在の農業法人 菜縁おきなわまで、20数年お付き合いのある農家さんグループの長だ。

シュッとしていて、スラっと背丈もあり、ジーンズにTシャツ、キャップをかぶり、まったく農家さんっぽくない…!

小売り担当だった時には、何度か沖縄でも東京でもお会いしていたが、会社の代表になってからは初めてお会いするので、じっくりお話ししたかった。
また今年入社したばかりの女性の方もいらっしゃった。
「亡くなるまでに一級の野菜を作りたい!」という目標があるそうで、これまた興味深い。

ちなみに菜縁おきなわさんでは、今はゴーヤ、少し前までスイートミニパプリカ、白なすなどをお取引させていただいていた。

いずれも、うまい。

白なすは収穫が止まっていたけれど、6月後半からまた復活。
あの甘みと独特の食感はやっぱり驚く。

上地さんと大森(目に疲労感が…)

会社を継続するってやっぱり大変。

ソフトバンクの孫社長が繰り返し言っているけれど、5年間存続できる会社は、すべての会社の5%に過ぎない。

他の話もしながら、上地さんに「どうやって会社をこれだけ長い期間、継続できたと思いますか?」と繰り返し聞いた。

曰く、沖縄の農業生産法人として、大きなことは、三つ。

1.メインとなる生産物を持っていること。
2.コストをかけずとも、良いものを作ること。
3.夏の仕事を用意すること。

主力となる野菜を持っていると、販売先を複数持つことができて、販売力が維持できる。
コストは、沖縄の場合、冬に圧倒的優位性がある。
暖房を炊かなくても、つまり石油を使わなくても、ビニールハウスの中で春野菜や夏野菜が育てられるからだ。

課題は夏。
暑すぎて、作物が育てにくい。

その、一つの回答が、ドラゴンフルーツだそうな。

ドラゴンフルーツは、サボテンの仲間で、果肉が白と赤のタイプがあり、食味はさっぱり。
シャリシャリした、味の薄いキウイとか、さといもっぽさのある果実だ。
白と赤があり、赤の果肉の方が見栄えはするが、食味は白の方が良い。

が、様々な品種が、これまた存在し、赤いドラゴンフルーツでも、美味しいものがあるそうだ。

そういえば、昨年、サンプル的にし頂いた加計呂麻島の完熟ドラゴンフルーツも、かなり美味しかった。

「こないだ測ったのは18度ありました。」

最近入社したという女性の方が、ドラゴンフルーツを担当し、修行しているそう。
糖度18度は、すごい。

赤い色素は、ベタラインと言って、よくあるアントシアニン類とは違うグループの色素で、ベタ=BETAで、ビーツの赤い色素と同じグループ。
7~11月まで収穫できるそうで、面白いと思った。

冬の間に、手のひらサイズのミニオレンジカリフラワーも栽培しているそうで、こちらも興味がひかれた。

経営のお話も作物の話も伺えて、私には良い時間だった。

お忙しいのに、ちょっと引き留めてしまったけれど…。

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