ワッサーというくだものがある。
ネクタリンと黄金桃を掛け合わせて生まれたくだもの。

そもそもネクタリンとは何ぞや？と言われると、、、桃だったりする。
産毛が生えない桃で、毛無桃とも業界では呼ばれている。

ヨーロッパで売っている、柔らかくない、固い桃に近い。
酸味がやや強いが、あれはあれで、美味しいと思う。

そのネクタリンと、白桃の枝変わりである黄金桃の掛け合わせ。

山梨県では、どちらかと言うと、黄金桃の早生品種として育てていて、
摘果を強くし（＝間引きを多くし）、大玉に育てている。
袋をかけて大切に育てるので、外観も美しく、ほぼ黄金桃。

育成地の長野県では、より小玉に育てる傾向があり、いわゆるネクタリンサイズ。
収穫したては固いが、追熟させると、やわらかくなるが、長野のほうは、そこまでやわらかくならない（経験談）。

糖度は12度くらいで、さわやかな甘さ。

暑い夏にはちょうど良い。

一人で食べようと切っていたら、息子たちがやってきて、食べられてしまった。
特に四男と次男は、桃が好きなようで、まとわりつくように寄ってきて、カットしたものを次々とフォークで取り上げられてしまった。

「美味しい。もうないの？」とフォークをしゃぶる次男。
「ないよ。」
「もっと食べたいよー！」と四男。

ないものはない。

ま、でも美味しかったのなら良いか。

■ワッサー　長野県産　約１kg（３玉くらい）　１４０４円（税込）～
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/45180.html