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柿とは面白いくだものである。

柿は面白いくだものである。
われわれ日本人が”ドリアンって不思議なくだものだなあ”と思うくらい、西洋の方から見ると不思議かもしれない。
柿は中国と日本が原産と言われ、そもそも、西洋の方にはなじみがないくだもの。
それに加え、通常のくだものには、必ずと言ってある”もの”が二つ、ない。

一つは香り。

例えば柑橘であれば、そこになくても、”こんな感じの香り”と形容できるだろう。
りんごや、マスカット、いちご、メロン。
おおよそすべてのくだものに、香りがあり、イメージもあるだろう。

でも、柿の香りをイメージできる方は少ないのでは。
目隠しした状態で、包丁を入れて、何のフルーツを切っているか、柿については、答えられないではなかろうか。

もう一つは酸味。
おおよそ、酸味はビタミンCなどの栄養素とも結びつく。
柿は、くだものの中でも、ビタミンCが豊富。

だけれども、柿には酸っぱさがない。

多くのくだものの中でも、香りも酸味もないくだものは大変珍しい。

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