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太秋柿

青めがおすすめの柿。

”柿が赤くなれば、医者が青くなる”

そんなことわざに反するような柿が、最近登場した。

太秋柿である。
富有柿と”次郎柿と興津15号の掛け合わせ”の掛け合わせ。

種が1~2個入る完全甘柿。
ちなみに富有柿も次郎も完全甘柿。
次郎は種が入らないが、富有柿は種がしっかり入るタイプ。

甘さが極めて強く、渋抜けが早い。
渋抜けと言うのは、要するにタンニンの不溶化が早い。

そして、誰が気づいたのか、青めの時でも美味しく、むしろ、歯触りに特徴が出て、余計に美味しい。

柿の歯触りと言えば、次郎柿が一番に思い浮かぶ。
カリカリした固い歯ごたえが特徴で、だんだんとやわらかくなっていくが、そのスピードやゆるやか。
富有柿は、比較的、晩生なので11月からスタートする。
次郎柿ほどカリカリしていないが、収穫当初は、歯ごたえがあり、だんだんとねっとりしてくる。

太秋は、カリカリでもねっとりでもなく、、、シャリシャリサクサクしているのだ。
細かい粒々感があり、まるで和梨を食べているかのよう。

青いのに、糖度15度くらいあり、すごく甘い。

岐阜の小倉さんは太秋柿を直径1mくらいの大鉢で育てている。
水分がコントロールでき、水っぽくならずに、糖度が上がりやすい。
そして、根の領域を制限することで、樹が”死んじゃうかも!”と思い、子孫を残そうする。

すなわち、自分自身=樹ではなく、子孫である柿の実に栄養を送るようになるのだ。
こうしてさらに糖度が上がる。

もうひとつ加えると、収穫時期も早まる。
一般的に、露地の太秋柿は10月の後半から始まるが、2~3週間早く収穫が始まる。

まめ柿も、早秋柿も、陽豊柿も、紀の川柿も、次郎も富有も、ぜんぶ魅力のある柿だけれど、あまり知られていない太秋柿をぜひ試してみてほしい。

■太秋柿 岐阜県産 約1.5kg(7玉前後) 3240円(税込)
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/44216.html

ちなみに赤くなっても美味しいけれど、ややねっとりしたやわらかな食感になる。
そうしたら、今度は私が青くなるかもしれない…。