りょくけん東京

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子噺 社長日記

退院。

手術から4日目。

「採血しましたが、まったく正常。問題ないので、退院しましょうか。」
「はい!本当にお世話になりました!」と元気よく答えた。

病室の窓からずっと見ていた、あの青空と風の下に、再び帰れると思うと嬉しくなった。
もちろん経過観察の結果次第で退院とは言われていたけれど、予定よりも3日早い。

「昼食はどうしますか?」

食事は一食につき460円かかることを気にしてくださったのだろうか。
進行形だった仕事が中途半端だったので、それを済ませたかった。
昼頃まで滞在できればちょうど終わるだろう。

「次は、まだおかゆですか???」
「そうですね、まだおかゆです。朝食までは3分炊きで、次から5分炊きのおかゆの予定です。」
「あ、じゃあ、それは食べてから退院でも良いですか?」

病院食はまずい、と聞いていたけれど、毎食ごとにスープの内容は違うし、量は少ないけれど、献立はとても工夫されており、とても興味があった。

かくして、昼食を頂き、荷物をまとめ、看護士さんたちに深々とお礼を申し上げて、お金を払って退院した。
入院中は、歩いたとしても3000歩。
銀杏並木を歩いて自宅に着くと、なんだかふらふらした。

冷蔵庫には美味しそうなものがあったが、一応食事制限があるので、食べられない。
荷物をほどき、整理した。

「ただいまー お、父ちゃん。本当に退院できたんだ。早かったね。」
長男が小学校から帰ってきた。
いたってクール。

他の子たちにも会いたくなって、まだ少し早かったけれど、保育園と学童にお迎え。
保育園の四男は、私の顔を見るなり、驚いて、涙目になって、こちらに駆けてきた。

そうそう、こうでなくちゃ。

学童に次男と三男を迎えに行くと「あ、本当に父ちゃんだ~。退院早くなったんだね~」とこれまたクールな次男と黙ってにやにやしている三男。

後で先生に聞いたところ、『お父さんが迎えに来たよ』って言ったら、『え、なんでとーちゃん? あ、退院したんだ!退院したんだ!やった』と大はしゃぎだったとのこと。
もっとストレートに私にもその態度を示してほしかった。

退院したので、ご飯は黙ってても出てこない。
入院中、朝夕の送り迎えと家事全般、仕事も残業ができなかったのでたまっているだろう、妻はなかなか帰ってこなかったが、自分はぶりを、息子たちにはタスマニアビーフとアメリカンプライムビーフを焼いて食べさせた。
久しぶりの普通の生活。

ただ、消灯21時の生活はなんだかんだ言って有難く、あんなに、入院している時には寝付けなかったのに、自宅ではすぐに眠くなり、21時を過ぎたところで、すっと寝てた。

しばらくはおとなしくして、また普通の生活をしていくぞ~

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