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ゆり根 月光 白銀

月光(げっこう)!

昨年、北海道の農家さんが事務所にいらした際、ゆりねに、とっておきの品種があることを教えていただいた。

現在、主流の品種は”白銀(はくぎん)“。
白い果肉が美しく、ほくほくした食感で、甘みがある。
私もこの甘みとホクホク感が好きで、北海道ニセコのゆり根をずっと扱わせていただいている。

が、それとは比較にならないほど甘みが強く、美味しいゆり根があるのだという。
ただ、土地柄を選び、合わないと中身があんこ状に溶けてしまう病気が出てしまう。

種づくりというか、足掛け6年かけて育てるゆり根は、効率性がとても悪く、6年かけて、ダメになってしまうものに、なかなか手をかける方はいない。

逆に言えば、”白銀”は、この病気にかからず、優れた外観を持つため、市場を席巻するようになった。

弱点もあるけれど、とても美味しいゆり根。

それが”月光(げっこう)”。

ずっとその味を確かめたくて、このほど、ようやく入手して、食べ比べる機会を得た。

↑ 左が白銀、右が月光。

シンプルに塩と油をかけて、フライパンで丸焼き。

なるほど、白銀は白く仕上がり、月光はやや黄色みがある仕上がりになった。

↑ 左が白銀、右が月光。

月光の方がおこげの感じが強い。

白銀を食べると、ホクホク感があり、甘みがある。
美味しい。

月光を食べると、ホクホク感とともに、強烈な甘さを感じた。
玉ねぎのような安納芋のような。

おこげと香ばしい香りは、糖分が焼けたものとすぐにわかった。

嬉しかったので、息子たちにも食べさせたところ、「うまい~もっと欲しい~」とのこと。

間違いなく美味しいのだけれど、なにせ量産が難しい。
そして、白銀に比べて5~10倍くらいの価格になる。。。

でも、この美味しさは、もっと多くの方に知ってほしいなあ…。

難しいなあ、と思いながら、月光の美味しさを楽しんだ。

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