私は、趣味である仕事と家族に、自分の持っている時間のほぼすべてを注いでいる。

ただ、時々、そのバランスが崩れる時がある。
今、まさに。

サッカーや野球など球技全般のスポーツが好きなのである。
やるのも見るのも…。

昼間、銀座に用があったので、事務所のある池袋と往復していたところ、有楽町駅前で号外もゲット。
テレビカメラも来ていて、その熱狂ぶりを映したいのか、整列もさせず無秩序に配布していた。

↑ 出典：産経新聞 3月22日号外

夜、野球の日本VSアメリカの再放送を観戦。
結果はテキストだけでは知っていたけれど、実際に見ると、やっぱり印象が違う。

MVPとなった方の投打にわたる活躍はもちろんだし、日本の投手陣を褒めちぎる論調が多かったけれど、
相手の米国が9安打も放っていて、ソロホームラン２本による２点しか取れなかった、という方が気になった。
いわゆる拙攻。

監督が策士だったり、成熟度の高いチームであれば、ソロホームランの２点だけ、という結果はない。

日本はソロホームランの２本に加えて、ゴロでアウトになったけれど１点をもぎ取っていた。
結果として、その１点の差が大きかったということ。
その得点のタイミングもとても良かった。

一線級の投手のボールを初見でバットに当てるのは、とてもむつかしい芸当。

前回の大会では、日本が準決勝で１対２で米国に負けている。
その際は、逆に米国がゴロで得点をもぎ取り、その1点が最後まで重くのしかかった。

あの重苦しい雰囲気は、今回のチームにはなく、なんだか楽しそうだった。

派手なこともしつつ、小さいことを積み重ね、そして楽しく。

「とーちゃん、日本、アメリカに勝ったね、知ってる！？」
嬉しそうに、まだ寝ている私に伝えに来る息子たち。
また頑張ろうと思った。