さつまいもが面白い。

食感や甘さ、果肉の色も様々で、それぞれ特徴があって面白い。
現在、りょくけんで扱っているだけでも、紅はるか、紅さつま、シルクスイート、安納芋、種子島紫と5種類ある。

さつまいもは、お客様の好みも分かれる。

ホクホク甘い系。
ねっとり甘い系。
クリーミーで甘い系統。

ホクホクした食感を楽しめるのは、金時芋の系統である。
もっとも有名なのは、鳴門金時だろう。

海岸沿いの砂地で育て、海水をかけて育てることで、甘さ以外にも、滋味が深くなる。
ちなみに、○○金時という名称は、金時何某という人物がいて、赤ら顔だったことにちなむ。
皮の色が赤いので、○○金時と呼ばれる。

品種としては、”高系14号”。

ここも面白いところなのだが、土から上のツルを保管しておき、植え付けると、また同じ芋が出来上がる。
いわゆる挿し木なのだが、この方法で、地方ごとに、様々に分派している。

○○金時という地方の名産が多いのは、そのためだ。

鹿児島県で最も多く作られる”紅さつま”も高系14号の地方版だ。
鹿児島の気候や土壌に合うように選抜されたさつまいも。

ほくほくした食感をお楽しみいただける。

甘さを引き出すには少し技術と根気が必要で、少し低温で、時間をかけて焼くと、甘さが引き出されて美味しい。

りょくけん松屋銀座店では、”さつまいもの塩ロースト”として、現在提供している。
乱切りに、一口大にした紅さつまに塩と、無添加の菜種油をかけて、じっくり焼いている。

そうすることで、しっとりホクホク、甘みを感じる仕上がりになる。

時間をかけて焼くことが出来ない方は、ぜひ、松屋銀座店で。

ちなみに、いろいろな品種をリレーして、塩ローストは展開したいと思っている。

■さつまいも（紅さつま）　鹿児島県産　約400g　432円（税込）

https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/36338.html

■さつまいもの塩ロースト　100gあたり　432円（税込）