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野菜の恵方巻

自主練。

2月3日は節分。
例年、野菜の恵方巻を、りょくけん松屋銀座店では供していたが、昨年は様々な理由で断念。
今年こそは!と思っている。

厨房の先輩たちが残してくれたレシピを読み漁った。
今期の難題は、作成経験のある人が少ない、いや、いないと言って良いというところだ。

3種類ほどあるレシピを読み漁って、分かったことが二つ。

・最初は7通りの酢飯を作って食べ比べしていたこと。
・7つの具材は、それぞれ味付けしてあるので、7つのお惣菜を作るくらいの”覚悟”が必要であること。

一つ目は、もう所属していない先輩たちに尊敬の念を抱いた。
これらをエクセルの資料にまとめてくださっていたことに深く感謝した。

二つ目に、これはハードルが高いなと思った。
仕込みが思っていた以上に大変だ。

今日はたまたま厨房勤務で、頼んであった干し椎茸が秋田の齋藤さんから届いた。
包装のデザインも美しかったけれど、中身の干し椎茸もなんだか美しい。

椎茸は野菜恵方巻の具材の一つ。
醤油と黒砂糖とみりんで煮詰める。
作りたくなって、帰宅後、自主練。
黒米と白米でお米も炊いて、家にある具材を利用して、何とか作ってみようと始めた。

検討した結果、雪の下人参と卵焼きと椎茸の3種の具材を黒米入りの酢飯で巻くことにした。

卵焼きはボウルに卵を割り入れ、黒砂糖を入れ、ひっくり返しながら、四角にまとめる。

にんじんは塩をして蒸す(今回は電子レンジ)。

干し椎茸は黒砂糖を溶かしたぬるま湯で戻した後、みりんを加え煮詰め、水分量が半分くらいになったら醤油を加えて、照りを出す。
ーと書いてあったが、あまり説明書は良く読まない性分なので、全部一緒くたに入れて、煮詰めてしまった。
別々に入れることに気づき、あたふたしたけれど、食べてみたら、十分に美味しいので、これで良いことにした。

 

お米も炊けたので、お酢と黒砂糖を混ぜてすし酢を作り、そこに熱いままのご飯を入れて、サクサク縦に切りながら混ぜ合わせた。
お酢と黒米の相性は良く、明らかにお米が鮮やかになってきれい。

酢飯も含め、すべての具材をいったん冷蔵庫で冷やした後、市販の海苔を広げて、酢飯、具材を乗せて、巻いた。

具材を真ん中にくるように巻くのが難儀なのと、もし真ん中に来ず、海苔に触れようものなら、たちまち海苔がふやけてしまうことにすぐ気づいた。
これでは売り物にはならない。

先輩たちのレシピをよく読むと、具材は酢飯の中央からやや下に置いて巻くのがコツだとちゃんと書いてあった。
また、椎茸と小松菜の水気を良く絞ること、とも書いてあった。
水分が酢飯を通り抜けて海苔に至ると、そこから溶けてしまうからだ。

このあたりを注意して作れば、何とかできそうな気がしてきた。

乞うご期待!

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