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ゴマ症 白菜 黒い点々

白菜の黒い点々。

白菜の表面に黒い点が出ることがある。
一説によると、色素ポリフェノールだと聞いた。

絶対、嘘。

―だと思った。

白菜の黒い点は、暑かったり、寒かったり、白菜にストレスがかかった際に、必要な微量栄養素の過不足が出て発症する生理障害だ。

”生理障害”は、病気でも傷みでもなく、食べても問題がない症状の事。
分かりやすい例でいえば、霜降り肉。
赤みに脂身が差す牛肉は、”正常”な牛では発生しない、生理障害の一つだ。

専門機関に伺ってみようかとも思ったけれど、”白菜の黒い点がポリフェノールである”と書いてあるいくつか記事を読んでみて、合点がいった。
暑かったり寒かったりした際に、その気候に対応しようと白菜の細胞内の水分調整を行おうとする。
そこで、吸収し過ぎた成分を細胞外に逃がそうと、黒い点々になるようである。

結構な頻度で起きる症状で、店頭でもやっぱり敬遠されてしまうので、”食べても大丈夫!”、”むしろ抗酸化作用が期待できますよ!”くらいに案内したいものだ。

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