つぼみ菜という野菜がある。
春らしい外観の野菜で、加熱して食べると、アブラナ科特有の旨みが出て美味しい。

元々は中国の野菜で、高菜やザーサイ、からし菜と言ったアブラナ科の葉野菜の仲間だ。
脇芽と言って、本来の葉っぱの茎の下の部分から発生する部分を食べる。

農家さんによって、使用する種が違うのだけれど、一番有名なのは福岡で、地元の種苗会社が元の品種を中国から導入して日本の気候に合うように改良したもの。
”博多蕾菜（はかたつぼみな）”という商標で販売している。

中国の品種をそのまま使って栽培している農家さんもいて、りょくけんで販売するのは静岡の磐田のもので、”祝蕾（しゅくらい）”という品種を使用している。
今年は天候が不順で、いつもよりも巨大なものや、小ぶりのものがある。

シェイプが山菜っぽいので、春らしさを醸し出すのに良い感じ。
見た目よりも火が通りやすく、半割にしてフライパンで4～5分炒め、塩コショウだけで、旨い。

ぜひお試しあれ。

■つぼみ菜　静岡県産　1p　432円（税込）
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/320922.html