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若ごぼう

大阪名物、若ごぼうは春のお味。

旬の野菜である”若ごぼう”を調理した。

若ごぼうとは、もっぱら大阪で食べられる、ごぼうの茎の事。

全長60㎝くらいあるくらいの大きな野菜。

ごぼうは、根っこを食べるが、根っこが大きくなる前に、茎や葉っぱができる。
この土から上の部分を”若ごぼう”と言って食べるのだ。

形状や食感、風味は、同じく春野菜である”ふき”によく似ている。

若ごぼうが優れているのは、根っこも、葉っぱも茎も食べられる、と言うこと。
根っこはやや小さいが、切り刻み炒めたりして食べる。
なじみ深い、あのごぼうと同じ味がする。
違うのは、ちょっと小さいくらいか。

葉っぱの部分は切った後、水にさらしてよくアクを抜く必要がある。
そうでないと、かなり苦い。

あくを抜いた後、刻んで炒め、甘めの味付けをして、油揚げなどと一緒に炒めるのが、大阪の、春の定番料理だ。

最も調理しやすく、食べやすいのは茎の部分だ。

レシピによっては、茎も水にさらしてあくを抜くようだが、私が食べた経験から言うと、あく抜きはあまり必要ないように思う。


スジがあるかと思ったが、特段気にならないので、ぶつ切りにして、ごま油で炒め、火が通ったら、しょうゆ、みりん、砂糖をほぼ1:1:1で合わせた調味液で炒める。
豚肉などとも相性が良い。

同じキク科のレタスの葉を炒めたような風味がどことなくあり、シャキシャキした食感で、春野菜らしい苦みが、少しある。

慣れないと、少しとっつきにくい野菜かもしれないだけれど、大切な春のお味。

ぜひお試しあれ。

■若ごぼう 大阪府 1袋 648円(税込)

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