”新玉ねぎ”と言えば、黄色っぽい薄皮の早生種の玉ねぎを思い浮かべる。
ところが、昨今の趨勢は、果肉が真っ白の玉ねぎ。
浜松の篠原地区や愛知土着の白玉ねぎが、種苗メーカーで改良されて、全国で作られるようになっている。
長崎の新玉ねぎも、例に漏れず、現在のところ、真っ白な果肉の、極早生玉ねぎの品種が届いている。
品種名を“貴錦(たかにしき)”と言う。
なにやら、どこぞのお相撲さんのような名前である。
篠原の白玉ねぎよりも果肉はずっとしっかりしていて、日持ちもさほど悪くなさそう。
それでいて、甘みや鱗片の果肉の厚さは、勝るとも劣らない。
水に少しさらせば、生食でサラダもいけるし、加熱すると、極端に甘い。
しばらくすると黄色の玉ねぎに切り替わり、”レクスター”や”七宝早生”になる。
日本一と言われる淡路の玉ねぎの主力品種を、長崎でも作っているのだ。
品種の変化、ぜひ楽しんでほしい。
■新玉ねぎ 長崎県産 約500g 324円(税込)
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