国の、品種改良センターである”農研機構”は、シャインマスカットや紅はるか、ぽろたん栗を育種したヒットメーカーだ。
そんな農研機構さんが育種した晩生の柑橘が、メイポメロだ。
“ポメロ”は、文旦の事で、グレープフルーツが属す品種群。
5月ごろに、食べごろになるので、英語の”May”を付けて、メイポメロという名前がついている。
外観は、大玉で、黄色の果実。
いわゆる文旦の、それだ。
皮も厚めで、文旦の王道を行くようなシェイプなのだけれど、果肉の食感に特徴がある。
八朔のようにサクサクしており、外側の皮は剥きづらいけれど、内袋から果肉がとても剝がれやすい。
◎剥離性がとても良いのである。
甘さは、同じ文旦の中では、大橘(おおたちばな/サワーポメロ/パール柑)の方が強い気がする。
同じ時期の河内晩柑(ジューシー柑/美生柑/愛南ゴールドなど)は、外側の皮がもう少し手で剥きやすく、果肉がやわらかくて、水分が多い。
甘さは同じくらい。
メイポメロは、さっぱりした風味で、食感がサクサクとして、甘さと酸味のバランスが良い。
ポロっと内袋から取れる感じも楽しい。
まだあまり栽培量が多くないので、お見逃しなく。
■メイポメロ 静岡県 約3kg 3888円(税込)~
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/417822.html