ずっとお願いしてきたみかんジュース原料がなかなか手に入りづらくなってきた。
熊本の山の中の畑のみかんを搾ってきたのだけれど、ここにきて、生産者がぐっと減り始め、ジュースの原料が少なくなってしまったのだ。
悲しいことだけれど、前向きにとらえることにする。
極早生から早生みかん、愛媛果試第28号もお世話になっている生産者、川田さんにお願いし、ジュース原料を分けてもらうことにした。
「今か~。足りるかのう~?まあ、問うてみよーわい。」
川田さんが搾汁を依頼している加工場がある。
実は私も、何度か直接電話してやりとりをして、おおよその同意を得ていたのだけれど、今一度、川田さんがどのくらいのロットから、そしてどのくらいの日程やってくださるか、聞いてくださることになった。
何しろ、年末。
私が重い腰を上げたのが20日くらいのことだった。
それからはトントン拍子に話が進み、搾汁も完了。
来年から、まずは小瓶で、川田さんのみかんジュースがデビューする。
みかんジュースは、加工場の腕と、原料のみかんの両輪がそろって、美味しいものになる。
みかんを搾ってくれる工場は、全国に結構な数が存在し、それぞれ特徴があるのだ。
今回お願いしたところは、この2019年10月に竣工式を行ったばかりの最新鋭の機械を持つ。
今から、届くのが楽しみである。