りょくけん東京

りょくけんだより
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河内晩柑

6月はくだものの泣きどころ。

6月になった。
毎年、感じるところなのだが、、、
6月はくだもののラインナップが少ない。
りょくけんはくだものが得意分野のひとつだ。
トマトの栽培方法は、くだものに大変通ずるところがあり、水分調整が重要だからだと思う。
さらに言えば、私の元上司が、無類のくだもの好きだったからだと思う。
地方に出張に出かけては、現地の美味しいものを調達してきていた。
それでも、6月は泣きどころだ。
りんごは貯蔵もの(昨年はそれでもグラニースミスがあった)だし、柑橘は河内晩柑くらいになってしまった。
露地ものビワがあるのだけれど、梅雨時期で雨が多くなると、すぐに甘みが落ちてしまう悩ましいくだものだ。
一般的な量販店だと、輸入物フェアが始まる。
ニュージーランドのキウイ、フィリピンのバナナやパインアップル。
力のあるGMSさんだと、タイや南米あたりからも輸入して、展開する。
そういった意味では、りょくけんは少し苦しい。。。
国内の農家さんも、そのことはよく知っていて、ハウス栽培に力を入れる。
宮崎のマンゴーや、メロン、あるいはりょくけんでも扱うハウススイカなどが良い例だろう。
このあたりが一変するのは、6月25日以降。
山梨から桃が始まり、沖縄のマンゴーが始まり、ライチも始まって、青森からはさくらんぼも入荷する予定だ。
その昔、林フルーツの林会長にお会いする機会があって、6月の有力なくだものって何でしょうか?と質問したこともある。
「若いのに、良い質問だね。そこは国産くだものの泣き所でね。」と回答があったけれど、答えはなかった。
褒められて(?)、満足してしまった覚えがある。
商品開発や産地訪問するのは、なかなか厳しいこの時期。
特に関東圏から方々に行くのは、ご迷惑をかけそうで、なかなか憚れる。
今年も、泣きどころのままか、、、

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