りょくけん東京

りょくけんだより
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河口湖 白いとうもろこし 白い恵味 雪の妖精

白いとうもろこしの畑。

そうして、また少しの間、車に乗って、別の畑へ向かった。

白いとうもろこしが見たかったからだ。

「ここが、ちょうど9月上旬にとれる白いとうもろこし”白い恵味”の畑ですね。」
「先日届いた”雪の妖精”、めっちゃ美味しかったですよ。蒸したのを食べたんですが、濃い甘みがあって。味もあって。」
「そう、そうなんですよ。雪の妖精は、生食よりも蒸した方が美味しくて、ていうのも、生食ができるくらい粒の皮が柔らかい時は、少し食味がさっぱりしていると思っていて、そこから少しおいたほうが味がぐっと乗るんですよ。でもちょっと粒の皮が固くなるんですが。」
「純白の実が超きれいで、蒸したら少し色は変わるんですが、濃厚で美味しかったです。ちなみにどのくらいの日数の違いなんですか?」
「3日。好みだと思うんですけど、3日で変わってきます。」
「3日か~」
「それで、今年から、”白い恵味”にも挑戦しているんです。こっちのほうが粒の皮が柔らかくて、生食向きだと思うんです。」

種苗メーカーのカタログだけでは、知ることのできない情報で、とても興味深かった。

「ところで、富士山が見えるはずなんですが、どっちですかね?」
「ここの畑は、実は、あっちに、ばっちり富士山が見える畑なんですが、今日は雲が多くて…!」

夏の湖畔は、山中湖も河口湖も雲が多く発生するようで、なかなか富士山が拝めない。
山梨に来て二日目だったが、山中湖でも、朝霧高原でも、河口湖でも、まだ富士山の全景を見ていなかった。

ダメもとで、富士山を含めた畑をカメラに収めようと、畑の反対側に向かった。
畝と畝の間に歩を進めると、ふかふかしている。

「土が柔らかいですね!」
「あ、それはですね、僕は、夏までは草を伸ばすんですよ。このくらいまで。」と肩のあたりまで指し示しくださった。
「伸ばした後、”ハンマーナイフ”ていう重機で、草を粉々にして、そのままにするんです。そうすると、こういう風に、今時分にはふかふかになるんです。」
「なるほど~」

私がカメラをカシャカシャしている間、相原さんは畑に入って、作業。
未成熟の樹を間引きしていた。

隣に違う農家さんのハウスがあり、赤っぽい色をしていたので、聞いてみた。

「もともとは、ああいう土の色なんですか?」
「河口湖は、基本的に溶岩地帯でして、みんな、あちこちから客土して、2~30㎝土を盛っているので、畑によって本当に様々です。」
「なるほど、溶岩地帯か。ん?そうすると、水はけは良くなるんですか? 悪くなるんですか?」
「水はけは良すぎるくらいです。だから肥料もちとかも悪くて…。毎年、かなりの堆肥を入れています。」

ある程度、苦労したのだと思う。
その後、考え抜いて、辿り着いた、今の栽培方法。
やっぱり、来てよかった。

充実した思いとともに、畑を離れ、再び家族の待つ朝霧高原に向かったのだった。

ちなみにその翌日、池袋の事務所に出社した私の顔について「赤鬼とアンパンマンの間のような顔」と表現されるほど、鼻の頭や頬、おでこが日焼けして真っ赤だったことを付け加えておく。