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磐田

次から次へ2。

畑でも野菜やくだものをいただいていたので、ハンバーグを平らげた後は、さすがにおなか一杯になった。

「どうしましょう、これで今日、農家さんは一通り見たけれど。市役所に行きますか?」

一日、お休みなのにお付き合いいただいた、とよおか採れたて元気村の鈴木店長。
7件回ったから、さすがにお疲れになったのではないかと思う。
元気村は市が大株主だし、市の生き甲斐政策の施設なので、連携も関係も密なのだ。

少し、その感覚に疎かった大森は、やや戸惑いながら

「え? ああ、そうですね、ぜひ。」とややぶっきらぼうに答えてしまった。

同行してくださっていた市役所の農林水産課のお二人が連絡を取ると「ぜひいらしてください」とのこと。

「え?」とさらに戸惑った。

磐田の市役所は、磐田駅から、歩くと10分くらいのところにある。
聖武天皇のころに、国分寺がおかれ、遠江国の国府とされた跡地に、市役所は立っている。

裏口から入ると、農林水産課の方々に次々と挨拶された。

名刺が3枚しかなく、もうとっくに配り終えていて、本当に恐縮してしまった…。

「遠くからお越しいただいて、本当にありがとうございます。どこを回られたんですか?」

惣兵衛、上神増、社山、豊田町、藤上原…。

海岸沿いと北部の山以外、ぐるっと、磐田を一周したような感じだ。

「あ、大森社長、市長も連絡したら、会いたい、とお待ちですので。」

「え?」

名刺もない。
あ、でも市長には、前回、お店でお会いした時にお渡ししているから、まあ、セーフ…?
あ、いや、そういうことではなく…。

別棟に移動し、上階に上がって、市長の秘書室に入ると、全員が立ち上がって出迎えてくださった。

「え?」

奥の扉が開いて、草地市長が出迎えてくださった。

「先日は、ありがとうございました。今日もわざわざ、畑を見に来てくださって、ありがとうございます。」と市長。

会議テーブルを囲み、鈴木店長と市の職員さん5名ほどで、しばし歓談。

今日、見たことをつらつらとお話しした。
草地市長は、ずっと磐田の市議をやられていて、昨年4月に、それまで長きにわたって市長を務めていた方から代わって、市長になられた。

今年、40歳になる、というから、全国で言っても、非常にお若い市長だ。

聞けば、市役所の新人合同勉強会で雑談していたら、「私も2年目の新人です。」と輪に入ってこられたんだとか。
新入所員さんたちも気づかずにしゃべって、少し後から、先輩所員に「市長です。」と伝えられてびっくりしたんだとか。

私としては、アメリカのオバマ元大統領の印象で、所作とか、親しみのある話し方が、よく似てらっしゃる。

「どこを回られたんですか?」

「惣兵衛の伊藤さんを訪ねて、上神増の松島さん、社の山下さん、それから南にいって、上村さん。今しがたは、藤上原(フジカンバラ)の松井さんと鈴木さんのところへ行ってきました。」

「あ、上村さんのところもいかれましたか。藤上原の鈴木さん?」
「あの、元バスガイドの…」と鈴木店長が補足すると
「あ…!わかった…!」となぜだか苦笑い。
「どうしたんですか?」と聞くと
「あ、いや、選挙カーにも乗ってたって、言ってた。」
「え、ああ、市長の?」
「あ、いや…相手方の…」
「なんで知ってるんですか?」
「あ、いや向こうから、言われた…。」

どうやら、対抗馬の市長候補の選挙カーでウグイス嬢をされていたらしい。
草地市長が、お伺いした際、鈴木さん自ら、そのことを市長に言ったようだ。

鈴木さんとは1時間くらいしかお話ししていないものの、なんだか、とても鈴木さんらしい、と思った。

「農業も、企業も、商業施設もあって、スポーツも盛んで、バランスの取れた良い場所だと思いました!」

と、一日学んだことを、精一杯まとめて、、お話しした。
一日、やっぱり暑かったのだろう、体が火照っているのを感じた。

「今後とも、磐田をよろしくお願いします。」と言われ、東京の、銀座に店を構えていることの、使命みたいなものを改めて感じた。

市長室を出ると、今度は、副市長が待っている、とのこと。
向かいの部屋に案内されて、やはり昨年4月から就任したという高橋副市長と名刺交換、あ、いやご挨拶をした。

「私は市外から来ているんですけどね。やっぱり美味しいんです。磐田の野菜は。こういうものをもっとアピール出来たらと思うので、ぜひこれからもよろしくお願いします。」と言葉をいただいた。

柔和な物腰の、女性の副市長さんだった。

「あと、あの、すみません、経済産業課の部長もお会いしたいと言っているので、すみません、最後ですんで、ご挨拶させてください。」

私なんぞ、本当に何もまだ、元気村のためも、磐田のためにも、農家さんのためになることも全然していないのに…。
まったくもって恐縮だった。

出張の時には、名刺を、本当に忘れないように、対策を打とうと心に誓った。

駅前のビジネスホテルまで鈴木店長が送ってくださり、充実した一日が終わろうとしていた。

ご飯も軽く済ませ、さあ、寝よう!と思ったが、やるべきことを思い出してしまった。
ラジオ局NACK5(ナックファイブ)の商品提案が今日までだったのだ。

ノートパソコンを取り出し、がーっとエクセルの表を埋め、写真添付し、23時53分に送信。
締め切りギリギリ?
いやむしろ勤務時間は終わっているしアウト???

長い長い一日だった。